HMX & IRON RETRO チャンネル
チャンネル 1 と 2 は、それぞれ独立した可変アナログカラーステージを 2つ備えています。スイッチで HMX または IRON を有効にし、対応する Drive コントロールで調整します。各ステージは、マイク、ライン、Instrument 信号に対して単独でも組み合わせても使用できます。
HMX:カラーステージ 1
HMX はディスクリート Class-A MOSFET 回路を使用し、真空管サチュレーションを思わせる滑らかな非対称の高調波歪みを生成します。低域の強い波形整形と、テープヘッドのバンプに似たおよそ 50 Hz で +2.5 dB の繊細な周波数特性変化を加えるようチューニングされています。
このステージでは主に 2次、3次、4次高調波が生成されます。3段の Class-A ゲインステージが直列にサチュレートし、プリエンファシスおよびディエンファシスフィルターによって低域の色付けを強調します。
HMX コントロールは、Drive ステージによって増加するレベルを補正しながら歪み量を変化させます。これにより、音量差による判断の偏りを抑えた A/B 比較がしやすくなります。
HMX は低音に特によく合います。録音時やミックス時に、ベースギター、808、ベースシンセなどで試してください。
IRON:カラーステージ 2
IRON は、ディスクリート Class-A MOSFET ネットワークで駆動する英国製カスタム 1:1 600 Ω トランスを使用します。磁気テープのサチュレーションを思わせる対称的な高調波歪みを生成します。
磁性コアによって、次のような複数の関連効果が生じます。
- コアがエネルギーを保持する磁気ヒステリシスによるトランジェント整形
- トランスコアが磁気エネルギーで満たされることによる低域サチュレーション
- コアの共振とダンピングによる位相シフトと、空気感のある周波数特性変化
- Class-A MOSFET の Drive およびゲインリカバリーアンプによる追加の高調波歪み
IRON は低域のサチュレーションを加え、トランジェントをわずかになじませてパンチを出し、およそ 4~15 kHz に穏やかな高域リフトを加えた後、30 kHz に向かってロールオフさせることができます。
IRON は、トランジェントの多い素材に特によく反応します。
The Triangle of Tone
HMX と IRON を組み合わせることで、太くゆったりした音、硬くパンチのある音、その中間の音色まで移動できます。以下の設定は、調整を始める際の参考になります。
- 太い 808 ドラム
- キックの厚みを追加
- ベースギターの Growl
- アコースティックギターの Sparkle
- スネアのアタックを強調
- リードボーカルに Air を追加
これらは固定プリセットではなく、聴きながら調整を始めるための参考値として使用してください。ソースとアレンジに合わせて Drive コントロールを耳で調整します。